With you

生きるとはなんだろう

私という主体の正体はなんだ

無限の細胞を統合する思考

呼吸、消化、修復

常に新陳代謝を繰り返し

時にアポトーシスを行い

新しい細胞が生まれ

今まで私だった細胞が消えていく

それぞれが私という輪郭を形成する

今、私である細胞の集合体が私

今の細胞から、新しい細胞に生まれ変わること

私が私でなくなり、それでも私であり続けること

それが生きる、ということかもしれない

今、私は生きている

いつか、私は生きていなくなる

生きていない状態が死なのか、

死んでいない状態が生なのか

宇宙の歴史はとても長すぎて

どこかで地球外生命体が存在したとしても

私たちと同じ時代に存在し交信するのは難しいだろうな

けれど、このはるか大きい宇宙で

生命活動を行っているのが地球の私たちだけなのだとすると

それはなんと希少なものだろうか

この広い宇宙において、宇宙とは何かを探求するのが

我々だけなのだとしたら、それは途方もない奇跡だ

我々の知らないところ、観測できないところで

宇宙は膨張し続けて、どんどんと大きくなって

本当に遠くのほうで、今、今この瞬間に

新しい命の形が、生まれているかもしれない

まだ単細胞のようなシンプルな構造かもしれない

我々よりずっと高度で複雑で巨大かもしれない

この星では人類が制覇したようだけど

そちらの星ではどうかな

または、星そのものが思考しているかもしれない

生命の本流を束ねる大いなる源

母なる地球 パパは誰

月の美しさに憧れた、大いなる瞳

世界と個体

その人がその人として生きること
できれば、あるがままでいて欲しい
手を触れなければ、侵さずにいられる
手を触れるならば、肯定以外の言葉は余計じゃないか

観測範囲と、世界及び個体との同一化欲求について
私の考えている世界であって欲しい
私の認知世界における規則に従った個体であって欲しい
それが叶わない時の振る舞いについて

世界は衝突してはいない
DiscribeされたものはInnerscapeでしかない
そこからOutbrakeしたものが言葉であったとしても
それは私の表象であり君の世界に向けた刃ではないよ

そう見えてしまうのは
同一化を望むのは、愛情なのか、愛情への飢餓なのか
調和への欲求か、Egoの発現か

愛してるから愛されたいの
愛されたいから愛して欲しいのか
我儘な私を受け入れて欲しいのか
私の見る世界で、私の好きな服を着てそこにいてほしい

8月6日

特別になりたいのよと嘆く君の頬を伝う涙は綺麗

サンシャインシティの水族館は魚にとっての表参道

神宮前の林に住むセミたちは原宿に集まる若者に似てる

音を扱うのが上手いアフロの生い立ちが気になる休日の午後

東京が燃える ミサイルが落ちる 世は世紀末 終わりの始まり

透き通る瞳に呑まれ発狂する 知性の果実を齧った獣

感情的になった女が怖いのは前世からの記憶なのか

なぜ生まれなぜ死ぬのかも知らぬまま薄れる記憶を抱きしめる

太陽に吠える月に涙する星に願いを君に言葉を

時を超え言葉を超えて届いてよ 胸にしまった本当があるんだ

アマレット

成り上がりの経営者の名言より
アマレットの美味しい割り方が知りたい

本質に何の価値がある
誰も評価しない、誰にも届かない本質より
軽薄で空虚で棘のある言葉の方が誰かに届くこともある

それでも、
学び、感じれば、本質を知る
より価値があるとわかる
その感覚を手放すことはしたくない

甘いリキュールは
時代にそぐわないほどに耽美的で
嘘と本当の間を泳ぐ魚のよう

迷子

言葉が必要だ
心の考えることはよくわからない
誰にも届かない言葉

洒落たレトリックなど使えない
ただ自省するだけ
好きな子のことを考えながら

いや、
本当にどうでもいいことに頭を悩ませている
誰かの機嫌をとることは私にとって本質的だろうか
きっと、そう思い込んでいるだけ

1人で生きるのは孤独だろうか
老後の心配ばかりしてしまうけれど
付き合いたいより先に、その先のことを考えてしまう
どちらでもいいんだろうな
頭で決めることが出来ないから欲望という機能があるのかもしれない

酒に頼るのかと、遠い昔に友人に言われた
彼はきっと、逃げたかったんだろう
酒を飲むことは、逃げたくても逃げられないことを忘れる方法だと理解していたのだろう
うまいから飲んでるだけだったけど…
なんだか私が何かから逃げたいのだと言われているようで、
その言い訳に酒を使ってるような、
そんな図式をあてはめられたようで、嫌だったな
だいぶ時間が経ったけれど、
酒を飲んでも逃げられないということだけはわかった
向かい合うより上手く逃げるほうがきっと大切だ
理不尽と向かい合っても解決しないのだ
そんな彼も結婚してしまった
彼に金を貸したのは人生でもかなり大きな後悔だ

私は後悔しない
私は人を恨まない
そちらの方があるべき姿だから
私はそうありたいと思ってきた
だから、本当は後悔していることも
人を恨んでいることとも
向かい合わず、気付きもしなかった
後悔の連続とまでは言わないけど
あぁしとけばよかったと思うことは多い
時間を重ねれば失敗の総量も増える
気持ちの切り替えは大事だけど
切り替わったまま置き去りにしてしまった心は
結局その場に留まり続けてしまうんだ

後ろを振り返るなという歌もあれば、
過去の傷を抱きしめていようという歌もある
どっちなんだと思っていた
友人に相談すると、どちらの気持ちもわかると言っていたが
本当にわかっていたのだろうか
いい事だけ覚えていたいけれど、
忘れたい過去ばかり生傷のように時折抉ってくる
どうでもいいようなことも多いけれど、
そこに向けてきた感情が真実になってしまった
考えすぎは良くない
感情が先に肥大化して、考えさせられてしまうことが多い
やっぱりどうでもいい事なのだけど
悲しみが怒りに変わり、頭を締め付ける


缶チューハイはなぜ9%の人工甘味料のものと、
5%の砂糖入りのものばかりなのだろう
どちらも体に悪い
5%の人工甘味料のチューハイを作ってくれ
9%のチューハイはアルコールの味が強すぎる
アルコールの適量は1日20gまでと言われているのに
1本で30gを超える、意味不明だろう
今も飲んでいるのだけど

夢を見ているのが楽しい時期もあった
今はその残滓に縛られているだけ
現実逃避ならば、現実とはなんなのだろうか
労働して婚姻や育児をすることが現実であり、
それをしない事が現実逃避なのだろうか
家庭を築くのは社会からの要請か、本能的な欲求か
結局そこから距離を置くことでアポトーシスに近い思想が生まれてしまうのかもしれない
市場価値で考えれば若い方が高いんだろう
結婚は早い方がいいという定説こそが現実なのかもしれない

あつまれ動物の森のような島で暮らしたい
実際の無人島生活は修羅だろうけど
あの島はあらゆる島民が主人公に依存している
1日中気ままに暮らし、主人公の開発に依存し、
何をプレゼントされても安い衣料で誤魔化し、
まるで神のように扱うことで奮い立たせている
それでも、1日中のんびり気ままに暮らしたい
やはりそれが人間の本質なのかもしれない

2020年
オリンピックが楽しみだった
晴海に選手村ができて、 街中をオリンピアンが行き交う光景をみたかった
いつか来るだろう未来の象徴として捉えていた
全く違う光景になってしまった
出来れば開催して欲しいけど、
あまりにも無理して開催することに意味があるとも思えない
ただ、開催できなかったことはレガシーとして残るだろう
その先の冬季五輪も同じだ
ウィルスが社会の在り方を完全に変えてしまった
予見していたビル・ゲイツの先見性はすごい
CDが売れない時代、体験へのシフトとしてライブに切りかえていたアーティストにとってはたまったものじゃないだろう

心の平穏は、時にすごく得がたいもののようで
衝動に翻弄されて
視界が暗転する
言葉は難しい

5月6日

生きる意味探して途方に暮れる日々
何も無いよと言えない呪い

小説家になろうと思い立ってみて
転生ものでもいいじゃないのと

ボール投げくるくる投げるくるくるる
やったー今日からキミはともだち

尊敬とファナティックは紙一重
最近君を見るたび思う

作り物の笑顔を振りまく仕事だと
わかっていても君に夢中で

本質と表象の間隙を縫う影として夜の白日夢

道徳や理性に抑圧された街で道化として生きた君を思う

情報が言葉の速度を超えていく
ターミナルをつなぐ知性として

アイシテル
その色彩を旋律を
その温もりを忘れたくない