特別になりたいのよと嘆く君の頬を伝う涙は綺麗
サンシャインシティの水族館は魚にとっての表参道
神宮前の林に住むセミたちは原宿に集まる若者に似てる
音を扱うのが上手いアフロの生い立ちが気になる休日の午後
東京が燃える ミサイルが落ちる 世は世紀末 終わりの始まり
透き通る瞳に呑まれ発狂する 知性の果実を齧った獣
感情的になった女が怖いのは前世からの記憶なのか
なぜ生まれなぜ死ぬのかも知らぬまま薄れる記憶を抱きしめる
太陽に吠える月に涙する星に願いを君に言葉を
時を超え言葉を超えて届いてよ 胸にしまった本当があるんだ